スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.15
7月 18, 2017
【SUMIF関数を使って参照する技】
VLOOKUP関数はユニークなキーを使ってセルを参照する関数です。
SUMIF関数は検索条件に合致する数字を合計する関数です。
両者の役割は異なるのですが、「ユニークなキー」を使って「数値を参照」したい時はどちらを使っても同じことができます。
キーがユニークであれば、合計しても数値は変わらないからです。
前回の問題を、SUMIF関数を使って完成させてみます。
SUMIF関数の各パラメータに何を指定したらよいか考えてみてください。
<図15-1>
最初のパラメータである「範囲」は「検索条件」が含まれる範囲を指定します。
今回はG列が正解です。
「検索条件」にはE列の連番を指定します。
「合計範囲」には「範囲」に対応した、集計したい数字が含まれる範囲を指定します。
今回はE列を指定します。
集計するわけじゃないのでは?
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
データをよく観察してください。
「範囲」の中に1,2,3はひとつずつしかありません。
ですので「1」を検索条件に指定してE列を集計しても「3」にしかならないのです。
以上を踏まえて関数を完成させます。
<図15-2>
「0」や罫線を表示したくない時は、条件付き書式を使うとよいと思います。
VLOOKUP関数とSUMIF関数のどちらを使ったらよいかはケースバイケースです。
パラメータの意味をしっかり理解して、どちらでも対応できるようになっておいてください。
フラグをきちんとコントロールできるようになったらSUMIF関数の方がシンプルになると思いますが、職場で共有するにはVLOOKUP関数の「可読性」の高さも捨てがたいと思います。