マトリックス表をテーブル形式にする技① - Vol.48 -

12月 26, 2018



スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.48

マトリックス表をテーブル形式にする技①

「このメルマガ難しい」ってよく言われます(^^;;

今回も問題からしてよく分からん、という方も多いと思います。

いったい何に使うの?と思うかもしれませんが、実務の中でITを活用するためには必須の考え方です。

使う関数も限定していますので、ぜひ頑張って理解してください!

このメルマガでは「難しいけどおもしろく、実務で役に立つ」を目指しています。




【問題】難易度★★★★★

マトリックス表をテーブル形式にしてください。





【ヒント】

「マトリックス表」というのは簡単にいえば2次元の表のことです。

例えば数字を「社員別月別」とか「科目別月別」とかに集計した表のことをいいます。

マトリックス表はパッと見て理解しやすいので、実務の現場でよく使われます。

エクセルを使って仕事をする = マトリックス表を作成する、

といっても過言ではないかもしれません。


しかしマトリックス表にも欠点があります。

再集計がやりにくいのです。

実務では今までと違う切り口で集計し直して分析したい、ということが頻繁にあります。
例えば「社員別月別」ではなく、「支店別月別」で分析し直したいなどというケースです。

一度「社員別月別」をマトリックス表で作成したものを「支店別月別」に集計し直すのは、手作業が多くなり手間がかかります。

様々な切り口でデータを分析したい時に活用したいのが「テーブル」形式です。

「テーブル」というのも「表」の一種なのですが、1行目のタイトルに従って1行一内容に整理されたデータの集まりを「テーブル」といいます。

「テーブル」はITの根幹である「データベース」の基本となります。

エクセルで「テーブル」の活用方法を学ぶことで、ITの基本を学ぶことができます。

ネットで「マトリックス表をテーブルに」と検索すると、マクロを使う方法や、エクセルの機能を使った方法が紹介されています。

しかしどちらも柔軟性に欠けるため、いまいち使い勝手がよくありません。

よく考えれば基本的な関数でシンプルに実現できることが分かるはずです。

マトリックス表をテーブル形式にするために必要な情報を考えてみましょう。

両者をよく観察すると、変換に必要な情報は「行番号」と「列番号」だけであることに気付きます。

「行番号」と「列番号」の数列を完成させることができればあとは難しくありません。


いつものとおり、大量データを想定して数式を考えてください。


【解答例】

できあがりはこんな感じになります。



次回以降、詳しく解説します。


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