スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.19

9月 11, 2017



カード利用明細を集計する【問題5】の解説です。

Excelを使った集計は漠然と考えていてもなかなか良いアイデアが浮かびません。
アウトプットを明確にすると、必要な情報が分かります。



<図19-1>


「カード会社名」は分かっているので、利用年月日が属する「締日」さえ分かればピボットテーブルで集計できることに気付いてください。

いきなり締日を求めようとすると難しいので、まずは利用年月日が属する月の15日と末日を作ってみましょう。
できるところから明確にして、観察してまた考えるのが問題解決のコツです。

利用年月日から「年」を取り出すにはYEAR関数、「月」を取り出すにはMONTH関数を使います。
=YEAR(A2)
=MONTH(A2)

これを使って15日を作ります。
=DATE(D2,E2,15)

<図19-2>



末日は「翌月の0日」で求めます。
=DATE(D2,E2+1,0)

<図19-3>



利用年月日が15日より大きければ末日、そうでなければ15日を表示すれば締日が求められます。
IF関数は極力シンプルに使ってください。
=IF(A2>F2,G2,F2)
締日を求めたらすべての行にコピペしましょう。
<図19-4>



あとはピボットテーブルで集計して完成です。
<図19-5>



大量データを集計するときでも、基本的な流れはいつも同じです。

ローデータを入手

アウトプットを明確にする

基本的な関数を使ってデータを整理

ピボットテーブルで集計

大きなデータを相手にしてもひるむことなく、常に自分の型に持ち込みましょう。

次回は【問題5】を、関数を使って解答してみます。

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