文字列中の数字を取り出す技 - Vol.34 -

4月 22, 2018


スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.34
文字列中の数字を取り出す技


文字列操作関数を活用しようとしたらFIND関数は避けてとおることができません。
FIND関数自体の使い方はそれほど難しくないのですが、実務でFIND関数を活用しようとすると苦手にされる方が多いです。


FIND(検索文字列,対象)
「対象」となる文字列の中から「検索文字列」を探し、その位置を教えてくれる関数です。

今回の問題も実務でよく出る質問の多い問題です。


【問題】難易度★★
文字列の中に「1」から始まる8桁の数字があります。
数字を取り出してください。




【解答】
文字列の中の一部を取り出すには、MID関数を使います。
MID関数のパラメータ(文字列,開始位置,文字数)を思い出して、すぐには判明しないパラメータはなんでしょうか。
「文字列」と「文字数」は分かっているので、「開始位置」が分かれば、「文字列」の「開始位置」から8文字を取り出すことができます
「開始位置」をFIND関数で探します。

ここまで来れば、今回は数字が1から始まることがわかっているので簡単です。

=FIND("1",A2)



開始位置が分かれば、MID関数で数字だけ取り出します。

=MID(A2,C2,8)



FIND関数の基本的な使い方は決して難しくありません。
ただ活用範囲はとても広いです。
実務で応用ができるように基本をきっちり身に付けてください。

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