スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.32
3月 26, 2018
┃文字列中の特定の文字を数える技
文字列操作関数は知っているか知らないか、活用できるかできないかで劇的に仕事の生産性が変わります。エクセルを活用した業務改善を考えるとき、この情報さえあれば自動でできそう、と思ったら文字列操作関数を見直してみてください。
【問題】難易度★
「Mississippi」という文字列の中に「i」がいくつあるか数えてください。
【解答】
前回と同様にMID関数とCOUNT関数を使ってもできますが、もっと簡単な方法があります。
典型的な使い方なので頭の片隅にいれておいてください。
「i」の数を数えるには、「i」を「空白」に「置換」した後の文字数と、置換前の文字数を差し引きします。
置換後の文字数は以下のように求めることができます。
=LEN(SUBSTITUTE(A2,B2,""))

SUBSTITUTE関数は通常3つのパラメータしか使いませんが、4つ目のパラメータを使うと最後の「i」だけ「I」に置換するなんてことができます。
=SUBSTITUTE(A3,B3,UPPER(B3),C3)

正直にいうと私もSUBSTITUTE関数の4つ目のパラメータを実務で活用したことはありません。
どこかで活用できるはずだ、という予感はあるのですが...
実務における活用事例を思い付いたら、ぜひご一報ください!