スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.25
12月 04, 2017
┃台帳管理にも使える!シートを自在に操る技②
前回のINDIRECT関数を試してみていただけたでしょうか?
実際にやってみれば「あぁ、なるほど」と思っていただけた方も多いと思います。
INDIRECT関数を使って、個人別の勤務実績表や退職金等の台帳をまとめることもできます。
【問題7】難易度★★
社員番号がシート名になっている個人別勤務実績シートがあります。
各社員の氏名と勤務時間合計を転記した、「勤務実績集計」シートを作成してください。
社員のシートは大量にあることを前提として考えてください。
【問題7 解答】
それでは解説します。
各シートの同じセルを読み込めばいいのですから、読み込みたい項目ごとに番地を書いておきましょう。
氏名はB2セルにありますし、勤務時間合計はB3セルにあります。
「!」も付けておくとあとの数式がシンプルになることがあります。
社員番号とセル番地を結合して、INDIRECT関数で参照しましょう。
絶対参照に気を付けて数式を完成させれば、たったひとつの数式をコピペするだけで表を完成させることができます。
=INDIRECT(TEXT($A3,"0000")&B$1)
今回は集計シートの社員番号を数字で入力して、TEXT関数で文字列に変換していますが、社員番号を最初から文字列で入力しておけばTEXT関数も必要ありません。