「スゴ技会計士からの挑戦状」VOL.9

4月 10, 2017




▼第9号-2017/04/10
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■■■スゴ技会計士からの挑戦状   Vol.9■■■

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【手でやった方が早いは誤りです】
プログラミングが義務教育化されるこれからの時代に最も重要なことのひとつは、
「1つできれば100も同じ」
ということだと思います。
数学において1行の数式で無限を証明することができるのに似ています。

Excelで大量データを処理しなければならない問題に直面した時に、間違っても
「仕事だから頑張ろう」
と思ってはいけません。

マネジメントの立場にいる方も、部下のこのような仕事を放置してはいけません。
「自分にExcelは関係ない」
「部下に任せているから大丈夫」
などといっているマネジメントは、勤務中に寝ている部下を注意しないのと同じです。
スタッフの仕事の結果を評価しなければならないのはもちろんですが、結果にいたるプロセスを評価できるだけのスキルを身に付けなくてはなりません。
ITスキルを持ったマネジメントの不在が、日本のホワイトカラーの生産性を大きく下げている現実を直視すべきです。

今回の問題はExcelの問題ではありません。

最初の数行を手入力して、データをよく「観察」してみてください。
たとえExcelの関数を知らなくても、小学生の頃に教わったことを生かせることに気付くことができるしょうか。
「Excelが苦手だから」
「関数を知らないから」
といって考えるのをやめてしまうと雑務に時間をとられ、いつまでも重要な仕事に時間を割くことができません。

<図9-1>


このデータを観察して思い付いていただきたいのは、
「数字を100で割って、小数点以下を切り捨てればできる」
ということです。
654422を6544にするには、
654422 ÷ 100 = 6544.22

小数点以下を切り捨てると
6544.22 → 6544
となります。

ここまで考えたらExcelで切り捨てする方法を検索するだけです。
「エクセル 切り捨て」
をインターネットで検索するとすぐに
ROUNDDOWN関数
が見つかります。

<図9-2>


1行作成したら後は数万行あってもコピペで終了です。
コピペもキーボードを使って素早く処理できるようにしてください。
5万行で14時間かかる作業を一瞬で終わらせることができます。

「手でやった方が早い」は誤りです。

次回は難易度★★の問題です。

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