住所をセルに分割する技③ - Vol.38 -

7月 05, 2018



スゴ技会計士からの挑戦状 VOL.38

住所をセルに分割する技③

前回に引き続き解答の解説をします。

【問題】難易度★★
「郵便番号」「住所」「ビル名」「電話番号」がスペースで区切られているテキストがあります。
「郵便番号」「住所」「ビル名」「電話番号」をセルに分割してください。



【解答のつづき】
前回はビル名まで完成させました。
電話番号を取り出すにはどうしたらよいか考えてみましょう。




【RIGHT関数を使えるケース】
データを観察すると電話番号はすべて12桁です。
仮に電話番号がすべて12桁であれば、RIGHT関数を使う方法があります。

=RIGHT(A2,12)




【LEN関数との組み合せ】
しかし携帯番号などが混在していると、12桁とは限らないこともあります。
このような時はやはりMID関数を使います。
「開始位置」は3番目のスペースの次から始まります。
「文字数」はどのように数えたらよいでしょうか。

やはり文字列操作関数のひとつであるLEN関数を使います。
LEN関数は指定した文字列の文字数を教えてくれます。
文字列全体の文字数から3番目のスペースの位置を差し引くと、電話番号の文字数を求めることができます。

=MID(A2,H7+1,LEN(A2)-H7)


今回のように文字列の最後まで取り出したい時は、ぴったり文字数を指定する必要はなく、文字数に大きな数を指定するだけでも構いません。
例えば「99」を指定します。

=MID(A2,H7+1,99)




これで完成です。


【さらに工夫を】
ここまで作成して何か気付きましたでしょうか。

数式を観察すると同じような数式が並んでいます。
同じような数式はひとつの数式をコピペして完成できないかを考えましょう。



今回は3つの数式をコピペするだけで完成します。



赤、青、緑の色は同じ数式をコピペしたことを表しています。
どうしてこうなるのか、ぜひ考えてみてください。
これが思い付けばデータがいくら増えても数式は増えません。
常にこのような思考を持つことで、「ITを活用した問題解決能力」が磨かれます。

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